こんにちは、高田です。
今日は、「より少なく、しかしより良く」という考え方について書きたいと思います。
この言葉は「エッセンシャル思考」という本の主題となっている言葉です。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする [ グレッグ・マキューン ]
僕自身、この本を読んで改めて考えることが多く、そのなかでもこの言葉は最も示唆に富んだものだと思っています。
では、「より少なく、しかしより良く」について考えてみましょう。
より少なく、しかしより良く
この本は、2014年に書かれたもので、既に世に出てから7年の月日が経っています。
しかし、2010年代どころか、2020年以降の時代にフィットした考え方をいくつも提示してくれています。
その最たる例が「より少なく、しかしより良く」です。
本の中では、デザインの話が例として出てきますが、これからは全てのものごとにおいてこの言葉をひとつの指針として据えるべきだと思います。
僕は会社のサービスや商品について考えるときの前提として、
・すべての「もの」や「こと」がパーソナライズされる。
・すべての「もの」や「こと」が最高の品質・最低の価格で提供される。
・グローバル化によって「ローカル」の価値の再定義がなされる。
という3点を大切にしています。
これからの時代は、品質・機能性・価格では優劣が付かなくなっていきます。
つまり、複雑さや量では勝負ができないということです。
そうなったときに大切なのは「単純さ」です。
いかにシンプルであるかがこれからは重要なのです。
例えば、MacのNumbersはMicrosoftのExcelと同じくらいの機能を持っているにもかかわらず、UIに表示される機能はとても少なく感じます。
無駄な機能を省き、シンプルさを保つことに重点を置いていることがうかがえます。
つまり、複雑性を取り除きユーザーの使い心地にすべてをかけるべきなのです。
まとめ
僕は、これからの社会はこれまで追い求めてきた複雑性を解く方向に進むと考えています。
こんがらがってわかりにくくなったこの世の中を、いかに単純でわかりやすいものにするか。
マクロでもミクロでもその傾向は強まっていくでしょう。
なぜなら、それがより良いことだからです。
より少なく、しかしより良く。
この言葉だけを頭の片隅にでも置いておくだけで、これからの時代にフィットする決断を出来るようになるのではないでしょうか?
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