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僕たちの競合はなんなのか?

こんにちは、高田です。

今日は、テニス事業の競合について考えてみたいと思います。

僕は、テニススクールやテニスクラブの競合というのは、同地域にあるスポーツ事業ではないと考えています。

スポーツ事業を抽象化して考えると、ユーザーの可処分時間と可処分所得を利用する事業です。

つまり、そのような事業はすべてスポーツ事業の競合となりうるということです。

では、テニス事業をはじめとしたスポーツ事業の目下の競合と、それに勝つためにスポーツ事業はどう変わるべきなのかを考えてみたいと思います。

テニスクラブの最大の競争相手はSNS・ゲーム

僕はテニススクールで子どもにテニスを教えています。

レッスンをはじめる直前までほとんどの子どもが同じことをしています。

それはスマホでゲームかSNSです。

つまり、テニスとスマホゲームやSNSは隣り合っており、お互いに時間とお金を奪い合っているのです。

僕はこのままではテニスやスポーツというのは、SNSやゲームなどに飲み込まれると思います。

そんなわけないじゃん!テニスにはテニスの良さがあるんだから!

確かにその通りです。

ただ、テニスに触れられることすらなくなる可能性があるということです。

スマホゲームやSNSのようにユーザーのデータを収集し、分析し、活用するというサイクルが高速かつ正確に行われているものは、常にそのユーザーに合ったものを提供します。

テニスクラブやテニススクールはどうでしょうか?優れたコーチやスタッフは「肌感覚」でユーザーファーストを実現しますが、ほとんどの人はそんなことはできません。

ユーザーが本当に求めているものを提供できているサービスとそうでないサービスであれば、どちらがより使われるかは明白でしょう。

 僕たちスポーツ事業はどうすればスマホと戦えるのか

正直、今が最後のチャンスだと思っています。

これからさらにビッグデータが充実し、機械学習などの技術も整ってきたら、スマホの中にあるアプリケーションにスポーツ事業ごと飲み込まれるでしょう。

だから、今から動きはじめなくてはいけないのです。

まずは、スポーツ事業のデータ収集をはじめる必要があるでしょう。

もっと言うならばデータ収集のためのプラットフォームシステムが必要でしょう。

先にも述べたように、スポーツの現場は全てが「肌感覚」で動いています。

数少ない優秀な指導者や経営者でなければ、そのなかで「ユーザファースト」であり続けるというのは、とても難しいことでしょう。

他業界が「データドリブン」、「テクノロジードリブン」になっているにもかかわらず、スポーツ業界だけ「肌感覚ドリブン」で生き残れるなんてことはありえないです。

スポーツには確かにそれにしかない価値があります。

もし、スポーツ事業がデータドリブンに変われば、スポーツの持つ価値というものが最大化されるでしょう。(関連記事:テニスというスポーツが持つ可能性

まとめ

これからはデータやテクノロジーなしで生き残ることは不可能です。

これは確実です。

どの業界でもデータが蓄積されていなければ、機械学習やビックデータの活用技術を取り入れることができないからです。

つまり、全くデータがない業界というのは、同じものを奪い合っている業界に負けてしまうということです。

隣のテニススクールよりも儲かっていても、その市場自体が儲からなくなれば、結果的に衰退してしまうのです。

そして、最終的には競技力の低下や健康状態の悪化につながるでしょう。

ただ、今がチャンスです。

まだまだ勝ち筋はあります。

だから、これから僕は一テニス事業者として、新たな取り組みに邁進したいと思います。

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