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14歳の男の子との対話から学んだこと

こんにちは、高田です。

今日は、テニスの生徒を最寄り駅に送り届けるときの会話の中で得た気づきを書きたいと思います。

その子は、お世辞にも普段の練習態度が良いとは言えない子です。(笑)

今回の会話で、その理由のひとつが明らかになったように感じています。

もし、子どもが勉強やスポーツにいまいち集中できておらず、その態度に苛立ちを感じているならば、この記事を読んでみてください。

きっと多かれ少なかれ彼のような理由でそんな振る舞いになっているのでしょう。

 勉強や練習に集中できない!そんな子どもが抱える本当の原因とは?

僕は、基本的にテニスの練習中に子どもの振る舞いについて意見することはありません。

たまにチームという体裁を保つためにピリッとさせることもありますが、それ以外は見守る姿勢を貫いています。

なぜなら、子どもの振る舞いには必ず背景があるからです。

その子だってできれば真剣に練習に取り組みたいのに、そうできない理由が必ずあるのです。

ここで冒頭の子との話を例としてあげます。

たわいのない話のなかで、彼は「レッスン(週3~4回)が終わってから22時に家に着いて、ご飯を食べて、洗濯や洗い物をしているんですよ…」と教えてくれました。

ご両親が仕事で忙しく、中学生にもかかわらず社会人バリの生活をしているわけです。

「だから、レッスンのときはストレス発散みたいになってしまうときがあるんですよ…」と笑いながら言っていました。

きっと僕の目から見て特に酷い態度のときは、そうなのでしょう。(笑)

そもそも思春期を迎えて心身共に不安定なときに、大人と同じような(もしくはそれ以上の)忙しい生活をしているのですから、ストレスがたまって当たり前ですよね。

そして、それが振る舞いに出てしまうのは仕方のないことですし、テニスをしてストレス発散になっているならそれで良いのではないかというのが、僕の意見です。

むしろ、僕のこれまでのやり方を肯定してくれているようにも感じました。

テニスがあるからバランスがとれている。

これは、テニスが上手くなるとか、大会で結果を残すとか、とは別軸にある大きなテニスの価値だと思うのです。

たった数分でしたが、僕はこんな話しができてよかったなと思いました。

 まとめ

子どもだから、学校で友達と喧嘩したとか、テストの点数が悪かったとか、家で親に怒られたとか、単純に疲れたとか、それくらいのことでもテニスの練習態度に出ます。

だから、僕は練習はじめに全員とたわいのない会話をするようにしています。

疲れていそうだな、あまり機嫌が良くなさそうだな、今日は元気があるな、など背景をつかむことができます。

そうすると、練習を見ていても、あまりイライラしなくなります。(笑)

もしかしたら、「甘い!」と言われてしまうかもしれません。

ただ、やりたいこと=テニスがあるだけでも尊いことだと思うのです。

そして、それを通じて新たな友達や感情や思考に出会うことができるのです。

それで十分ではないでしょうか?

メタ認知のすすめ

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