こんにちは、高田です。
今日は、最近もっぱら考えていることをまとめるために文章を書きたいと思います。
現在、僕は主にスポーツ領域・教育領域の事業に携わっています。
そのなかでも「子どもの教育」については特に強い興味を持ち、これからもっと本質的な部分へと踏み込んでいきたいと考えています。
僕は、教育の目的とは「その人の人生をより豊かにすること」だと思っています。
そして、今の時代において豊かな人生とは「自らが豊かさを感じられる人生」だと思っています。
では、どうすれば子どもが自分にしか生きられない人生を全うできるようになるのでしょうか?
あなたは自分にしか生きられない人生を生きていますか?
こう問われたときに、胸を張って「はい!」と答えられる人はそう多くないと思います。
僕自身も怪しいです…。笑
あらゆるものごとが複雑化し、様々なしがらみを感じながら生きづらさを感じている人がほとんどだと思います。
経済成長が鈍化し、人口減少の一途をたどっている日本では、画一的な「豊かな人生」は存在しません。
つまり、自分が「豊かな人生」だと思う人生を選べる・つくれることが大切なのです。
金銭的に豊かな人生も、時間的に豊かな人生も、環境的に豊かな人生も、もしくはそれらのあいのこな人生も、どれを選んでもいいし、あらなた価値観で豊かな人生をつくっても良いのです。
また、年齢や時代に合わせてそれを変化させていっても良いのです。
では、どうすれば自分にとって「豊かな人生」を送ることができるようになるのでしょうか?
子どもが自分にしか生きられない人生を生きるための教育とは?
僕はこの課題を解決するためには、子どもに対して自分の外側の開拓と内側の深掘りの両面からのアプローチが必要だと考えています。
まず、わかりやすいのは自分の外側の開拓です。
自分の外側にどのような世界が広がっているのか、それを様々な角度から知ることが重要です。
これは長年言われていることですが、子どもと社会との接点をいかに作り出すかにかかっていると思います。
そうすることであらゆる決断の機会において選択肢を増やすことができます。
例えば、高校生が進路を考えるとき「A大学かB大学どちらを目指すか」という2択の問いではなく、「大学にいくか、就職するか、海外にいくか、起業するか、旅をするか…」という無限の選択肢を持っていれば、より自分が思う「豊かな人生」に近づくことが出来ます。
選択肢を増やすためには、その選択肢が存在するということを知っている必要があります。
また、その選択肢を選ぶことの現実感があることも大切です。
だから、様々な生き方をしている人たちとの対話がキーになっていくでしょう。
次に、教育的に難しいのが自分の内側の深掘りでしょう。
いくら選択肢を増やしたところで、自分がなにを豊かだと思うのか、コアとなる価値観が磨かれていなければ適した選択をすることが難しくなります。
そのためにはコーチングのような手法で自らの思考や行動を認知したり、自ら選択をする試行回数を増やしたりすることが必要でしょう。
そうすることで、自らの価値観を明確にし、それに則って決断することが容易になるでしょう。
例えば、自分はどうやら「金銭的な豊かさ」を求めているとわかったならば、選択肢の中でよりお金を稼げそうなものを選ぶ必要があります。
ただ、これまでに自らの価値観に則って決断したことがないのであれば、無難な選択肢を選ぶにとどまります。
みんなが知っているお金を稼げる職業に就職するという選択をするでしょう。
ただ、事業主や株主の方がより金銭的に豊かになれるという知識があり、これまでにもコンフォートゾーン外にある選択肢を自らの価値観によって選択したことがあるのであれば、起業などの選択をすることができるでしょう。
つまり、自分の外側にあるあらゆる選択肢を自分ごととして理解し、その選択肢から選ぶもしくは選択肢をつくることが出来るようにすることが、「自分にしか生きられない人生を生きる」ための教育だといえるのです。
まとめ
僕は今の時代はとても生きやすいと感じています。
なぜなら、どの選択肢を選んでもそれなりに生きていけるからです。
でも、僕がそう思えるのはこれまで様々な生き方をしている人たちに触れ、デンジャーゾーンにあるあらゆる選択肢から自らの価値観で選択してきたからです。
もちろん、そこには数多くの失敗もありました。
ただ、そのおかげで今があるとするならば、もはや失敗なんてないのではないかとも思います。
子どもにも自らの外にある世界の無限性を知ってほしい。
子どもにも自らの内にある価値観を磨き、選択する力を養ってほしい。
そんな思いを抱く、今日この頃だというご報告です。
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