こんにちは、高田です。
突然ですが、みなさんは朝ごはんの重要性を知っていますか?
朝食を食べることで、脳のエネルギー源であるブドウ糖が供給され、集中力や記憶力が高まるため、パフォーマンスの向上に繋がる可能性があります。
…なんてね。
もう10年以上朝食の習慣を失った僕が、そんなことを伝えたくてブログを書くわけがありませんよね。
今回は、みんな大好き疑似相関のお話しです。
疑似相関なのか、因果関係があるのか。
これを見破ることができないと、情報に振り回され、間違った選択をしてしまいます。
特にタイトルに使った「朝ごはんを食べる子どもは成績が上がる」のように、子育て・教育の分野の情報は疑似相関の巣窟です。
では、どうすればより確からしい情報に辿り着けるのでしょうか?
「朝ごはんを食べる子どもは成績が上がる」の真実
そもそも疑似相関とは、2つの事象の間に、一見すると因果関係があるように見えるが、実際には別の要因によって引き起こされている関係のことです。
別の言い方をすれば、相関関係があるように見えるが、因果関係は存在しない状態を指します。
冒頭で述べたように、朝ご飯を食べると子どもの成績が上がるというのは疑似相関です。
とある調査では、実際に朝ご飯を食べている子どもの方がそうでない子どもよりも成績上位者の割合が多かったというデータもあります。
しかし、この情報を鵜呑みにして、今朝ご飯を食べていない子どもが朝ご飯を食べるようになったところで成績は上がりません。
これって、普通に考えればわかりますよね。
朝ご飯を食べて成績があがるなら苦労しません。
もし、この現象を説明するとすれば、朝ご飯を毎日食べる生活習慣がきちんと保てているような家庭で育っている子どもはそうでない子どもよりも勉強をする環境や習慣をつくりやすいから成績が良くなるのではないかと思います。
だから、本当に子どもの成績を上げたいなら、急に子どもに毎朝ご飯を食べさせるのではなく、親自身が自らの生活習慣を見直して、家庭全体の生活習慣を整えることが重要なのです。
(ちなみに、これも推論に過ぎません。)
ここで言いたいのは、うまくいっていない人ほど因果関係のない表面的な情報に踊らされがちだということです。
疑似相関に踊らされないために気をつけるべきこと
因果関係のない見せかけの相関関係に踊らされるとなにが起こるのか?
それは得たい結果に対して、無駄打ちが多くなり、本質的なアプローチを打ち出すことが難しくなるということです。
残念ながら、世の中の情報は見せかけの相関で溢れています。
なぜなら、会社が商品やサービスを売るためには、それを使うことによって有益な結果を手に入れられると消費者に思ってもらわないといけないからです。
風が吹けば桶屋が儲かるんです。
それと同じように、「朝ごはんを食べる子どもは成績が上がる」という疑似相関を打ち出すことによって、朝ご飯に食べるような食品を売っている誰かの利益になるんです。
ちなみに、僕は疑似相関を使ってマーケティングすることは全く悪いとは思っていません。
ただ、疑似相関を見破れずに一貫性のない行動を取る消費者になってはいけないと思っています。
では、どうすればみせかけの相関関係に踊らされずに済むのか?
正直、調べればいくらでも疑似相関の見破り方は出てくると思うので、方法は自分で調べてください。笑
最後に僕なりの見解を書いておきます。
僕は、とにかく結果を求めないことだと思います。
目に見える結果ばかり求めるから、見せかけのものに振り回され続けるんです。
もちろん、目標としての結果は必要であるものの、結果は水ものであり運の要素が大きいことを理解していれば、
結果によって右往左往して、いろんな見栄えの良いものに飛びつき続けることはなくなるのです。
まとめ
正直、この記事は自己満です。だれもなにも得ることはありません。笑
なぜなら、目に見えるわかりやすいところでしか評価できない人に、目に見えないところが大切なんだよって言っているだけからです。
そんなこと言われてもってなりますよね。
ただ、子を持つ親であればこれだけは意識してほしいです。
わざわざ記事を書きたくなるくらい、子育てや教育の分野の情報は見せかけの相関地獄です。
親が疑似相関に踊らされていたら、子どもは確実に幸せにはなれません。
それだけは確かだと思う今日この頃でした。
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