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やり方を変えると世界が変わる

こんにちは、高田です。

今日は、目標達成のためのアプローチについて考察したいと思います。

最近、テニスクラブで一緒に働いている矢島コーチとレニックスのジュニア選手の育成のアプローチの移り変わりについて、おもしろい議論がありました。

矢島コーチは、僕が中学生からジュニアテニスをはじめたときのコーチでもあり、今では関東・全国大会優勝者をはじめとした数多くのトップ選手を生み出しているコーチです。

ただ、僕が習っていた頃から一緒に仕事をしている今までに、ジュニア選手を育てるプロセスが大きく変わってきました。

彼のアプローチ方法がなぜ・どのように変化したのか、変化した先にみえたものはなんなのか。

それを第三者目線で考えてみたいと思います。

 同じやり方をしていても同じ結果しか出ない

まず、とても当たり前なことですが、同じことを同じやり方でやっていれば同じ結果しか出ません。

彼にとって、この当たり前のことを当たり前に捉え、今までのやり方を変えることでしか、自分は新しい世界を見ることはできないと純粋に考えているようです。

今までは選手を引っ張り上げるような強烈なリーダーシップを発揮して厳しいアプローチで選手育成を行なってきましたが、そのやり方では限界があることに気づき、選手主導でそれを支えるようなアプローチで選手育成を行うようになっていきました。

僕が素直に凄いと思うのは、日本一などある程度の実績を出しながらもその方法論を捨て、真逆とも言えるアプローチ法を良しとし、素直に取り組むことが当たり前になっていることです。

では、アプローチを変えたことで、どのような変化が訪れたのでしょうか?

アプローチ方法を変えると世界が変わる

まず、選手育成のアプローチを変えたばかりは、そのアプローチのプロフェッショナルではないわけですから、試行錯誤が必要になるため、以前ほどのスピード感で結果は出ません。

ただ、直面する課題に対して、新たに定めた方針からブレずに行動していくことで、確実に成果を生み出すことが可能になっていきます。

彼のシフトチェンジを身近でみてきた僕としては、大きく選手との関わり方が変わり、結果が出るまでに何度も試行錯誤をし、それを乗り越えた先に新しい世界が見えたように感じています。

目標を達成するためのアプローチに正解はないし、それを絶えることなく変化させていくことで、目標のさらに先がみえるようになるのだと思います。

では、最後にどうすればこれまでのアプローチから脱却し、新たなアプローチに取り組むことができるのかを考えてみましょう。

 どうすれば過去の栄光から解き放たれるのか?

僕は、「どうすれば一度結果を出すことのできたやり方から脱却することができるのか?」と彼に問いました。

彼は「自分は元から成長志向が強いのだと思う。」ということを言っていました。

確かに、成長志向があるということが、これまでのアプローチからの脱却を後押しする最も大きな要因なのでしょう。

ただ、大半の人は一度成功したら、その方法を疑うことすらなく続けてしまうのが普通だと思います。

では、どうすればいいのか?

僕は、結果が見えていることを何度もやるというのが自分にとってリスクでしかないことを理解することしかないと思います。

例えば、3年間かけて成果の出た手法をまた3年間やれば同じ成果を出すことはできるでしょう。

ただ、成果が出るだけで自分の能力や経験値が上がることはありません。

つまり、もしその3年間を別の手法を試すことに使っていたら得られた新たな能力や経験値が手に入らないということです。

これは変化が速く・大きい時代において、大きなリスクでしかありません。

現代社会から望まれるような人物により近いのは、過去に偉大な成果を出した人物よりも、素直にその変化に順応できる人物なのです。

まとめ

もちろん、同じやり方でずっとやり続けると言うことで極まる世界もあると思います。

ただ、実際に僕が目の当たりにした現実は「いかに柔軟かつ素直に変化できるか」の価値の高さを示してくれました。

今までのアプローチに固執せずに変化することで得られる結果やその先に見える世界は、同じことを繰り返しているだけでは得られないものです。

以前も、「手段に囚われてはいけない」と言う記事を書きましたが、それと同じように物事に取り組むときの「方針」というものを常に疑い続けることは、「手段」を疑うこと以上に重要なのです。

アプローチを変えることで、自分が思ってるよりも自分には可能性があることを知ることができます。

それって大きな希望ではないでしょうか?

ロジックはファンタジーだ

いつから正解に駆られなくなったのか

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