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指導者とは与える者ではなく受けとる者である。

こんにちは、高田です。

今日は、指導者のゴールについて考えたいと思います。

僕は、これまで約8年間テニスコーチとして活動をしてきました。

僕自身、競技者として特別な実績があるというわけではないので、選手や生徒と関わる中で、ある1つのことを大切にしてきました。

それは、「与えるのではなく受け取る」ということです。

この記事では、そのスタンスについて詳しく書いてみたいと思います。

 指導者は生徒なしではなにもできない

指導者というと何かを教えたり、目標に向けて先導したりする、引っ張り上げるようなイメージがあるでしょう。

もちろん、指導者にはそのような側面が必要です。

ただ、勘違いしてはいけないのは、その主導権を握っているのは指導者ではなく、生徒だということです。

もっと言ってしまえば、生徒がいなければ指導者にはなれないということです。

これが指導者の根本であるならば、指導者から与えるよりも先に主導権のある生徒から受け取ることが最も重要なのです。

つまり、それぞれの生徒とよくコミュニケーションを取り、誰に・いつ・なにを・どのように伝えれば良いのか、を考えて実践することが指導者の仕事なのです。

指導者の最大の仕事は成長できるチームづくり

僕は、指導者のゴールというのは、最終的にその人がいなくなっても、そのチームが機能するように環境を整えることだと思います。

なぜなら、先にも述べたように主役は生徒だからです。

人の性格や能力の大半は環境要因で決まるといわれています。特に、子どもは同世代の人間関係が大きく影響を及ぼします。

つまり、生徒にとっては属する環境に「ポジティブな血」が流れているかが最も重要なのです。

僕は、部活動の高校生を教えていた頃から今まで、自分に依存しないで成長できるチームをつくることに尽力してきました。

指導者は生徒がいなければ指導者たり得ない。

指導者は離れても成長し続けられるチームを作ることが最大の仕事だ。

相反するようなことを言っているように聞こえるかもしれませんが、これこそが指導者の究極のゴールなのです。

まとめ

長々と、指導者のゴールについて書いてきましたが、ある有名な一言で表せることに今更気づいてしまいました。笑

飢餓で苦しむ人たちには、魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えてあげなさい。

これこそが指導者の在り方だと思います。

僕は、表面上はテニスを教えていますが、テニスを通じて「やればなんでもできるようになるんだ!」というポジティブな原体験をつくってほしいと願っています。

これからも、テニスコーチとして子どもの大切な時間を預かっているからこそ、テニスやその仲間を通じて人間的な成長がある環境をつくることに尽力したいと思います。

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やり方に囚われた男の末路

日本人は消極的な傾向がある。らしい

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